viefrpiro’s blog

フランス留学のリアル、フランスの大学、留学、国際交流について書いています!

5留学中の勉強

 



Bonjour à toutes et tous!

こんにちは。piroです。

少し更新が空いてしまいました。私は現在留学先の授業は終えてバカンス中なのですが、フランス国鉄ストライキによって留学先に足止めされています(泣)

年末までにはなんとかなって欲しい所です。ですが現地のフランス人の友達とご飯を食べたり、いつもお世話になっているフランス人のご夫婦の別荘(なんと村!)に行ったりとのんびり過ごしています。

 

話を変えて今回は留学中の勉強について書いていこうと思います。

学部留学でしたので基本的には現地学生に交じって授業を受けます。私の大学はフランス人はもちろんフランス語圏のアフリカから学びに来ている学生もいました。しかし、アジア人学生がほとんどいなかったんですね…日本人学生は1人いましたが学科は異なりました。

つまり

ボッチ留学スタート !!!!

になったんですね…。留学生の友達はいたのでなんとかフランス語で意思疎通していました。

履修していた授業は

・Introduction aux Sciences du langage(言語学概論)

・De la grammaire à la linguistique(文法から言語学の流れ)

・Phonétique et phonologie(音声学音韻論)

・Cinéma et littérature (映画と文学の交流)

・留学生用のフランス語2コマ(C1)レベル

でした。一見少ないのですがフランスはCM (cours magistaux)TD(Travaux dirigés)

という大講義と演習形態がセットになっているので、意外と毎日授業に出ていました。

 

日本の大学と違って授業にはレジュメ、ひどい時はスライドもなく、2時間先生の話をひたすら書き取り!!!なのです。寝ている学生はいないです。(スマホいじってたり、寝るんだったら家で寝るぜ的なさぼる学生ももちろん一定数存在します、ここは学生あるあるなんだなと)

 

これに大分最初は苦戦しました。教授が何を話しているのかわからない…。専門用語出すぎて意味不明…。いや冗談の意味分かんないぞ!がバカンス前まで続きました。辞書で聞き取った音を頼りに片手で意味調べしながら、ノートを書いていました。

次に、隣にいる学生に話しかけて「留学生だからノートを見せてくれないか」と状況を説明し毎週送ってくれた友人(ありがたいことに大学外でも遊びに行く仲に!)と毎週歴代の日本人学生の勉強をご厚意で面倒見て下さる方の家に毎週通って必死に復習しました。本当に環境に恵まれていました。

もちろん、図書館や寮で個人的にも勉強はしていました。地道な努力を!

フランスは大多数の学生がパソコンでノートを取るのですが、私はフランス語打ちが遅かったため手書き取っていました。(アクサン記号が本当に面倒…)

ノートを取る言語はもちろんフランス語でした。母語は使わない方がいいとフランス語の先生に言われたので単語を調べる時にしか使いませんでした。

 

 

反対に、演習の授業は理論復習と実際に演習問題を解いたり、プレゼン形式だったので比較的ついていくことが出来ました。先生にも留学生とは伝えていたので、多少フランス語が拙くとも発言してフランス語を使う意識をしていました。

 

少し留学のノートをお見せしたいと思います。時間がない中で取っていたものですので汚いかもしれませんが…。

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時間を書いている所は内容を見失った時にメモしていました。後で録音を聞く時に役立ちました。ボールペンで書いてあるのはスライドに書いてあったもの、鉛筆は聞き取ったものになります。ちょこちょこ日本語でメモしたり、調べたことを書きました。

書きとれていなくて途中で終わっている単語もあります(泣)

 

最後にフランスのテスト形式についてです。

論述 が基本です。

日本だと穴埋め問題とか多いのですが、とにかく概念や理論を自分の言葉で論じるのが重要になってきます。これにまたもや苦戦しました。

Argumentationというフランス独自の論述法があり、両方の側面から論じなくてはいけないんですね。英語のように最初に結論を述べて…は禁止です!

 

テストも自分が理解しているよ!!!ということを論じるように頑張りました。辞書持ち込み可能でしたが実際使わずに済みました。

 

まとめとして、とても大変で泣いた日々もありましたが、日本に帰国してから勉強したいものが見つかったり、興味が増えてとても良かったです。また、フランスでは物をあらゆる角度からみて論じることがいかに大切かを知りました。だからフランス人の議論は活発なのかもしれません。

 

Merci pour votre lecture! À bientôt!